美濃屋 Minoya

東京・江東区にひっそりと佇む「みの家」は、1897年（明治30年）創業の馬肉料理専門店です。その代名詞とも言える「桜なべ」は、八丁味噌と江戸甘味噌を絶妙にブレンドした自家製味噌だれを用い、独自の深い味わいを醸し出しています。この味噌だれは、馬肉の繊細な味わいを引き立て、独特の風味を加えることで、訪れる多くの食通たちを虜にしてきました。

店内は、木の温もり溢れる落ち着いた空間で、どこか懐かしさを感じさせるデザインが特徴です。食事をするたびに、昔ながらの日本の雰囲気を感じることができ、まるで時間が止まったような静けさが漂います。この雰囲気は、「みの家」が長年にわたって愛され続ける理由の一つでもあります。

「みの家」のメニューには、桜なべだけでなく、馬刺しや脂刺しも含まれており、馬肉のさまざまな部位を楽しむことができます。これらの料理はすべて、馬肉の最も良い状態を追求し、熟成期間を経て提供されるため、その味わいは格別です。特に馬刺しは、その新鮮さと柔らかさで知られ、多くのリピーターが訪れる理由となっています。

現在は5代目当主である永瀬守さんが店を切り盛りし、古き良き伝統を守りつつ、時代に合わせた進化も図っています。例えば、馬肉の熟成方法を見直し、より一層その質を高めるために、自店での完全な管理下に置くことで、一貫した品質の提供を実現しています。

このようにして、永瀬守さんの手により、「みの家」は過去の伝統を大切にしながらも、新しい試みを続け、訪れるすべての人々に最高の食体験を提供しています。江東区を訪れた際には、是非ともその味と伝統を体験してみてください。

桜鍋みの家本店
〒135-0004 東京都江東区森下２丁目１９−９
03-3631-8298