本湖月｜Honkogetsu

本湖月は、大阪の喧騒とは異なる静謐な空間に位置し、日本料理の本質を表現する場として知られています。このレストランは、伝統的な日本建築である数寄屋造りの茶室を模した造りとなっており、入口に優しく灯るオレンジ色の灯りが訪れる人々を温かく迎え入れます。その設計は自然素材に囲まれ、壁は漆喰、床は自然木、そして和紙で作られています。

料理人・穴見シェフは、1974年に25歳で当レストランの主任シェフとしてそのキャリアをスタートさせ、後にオーナーシェフとして「湖月」から「本湖月」へと店名を変えながら、その料理スキルと創造性で名を馳せてきました。焼失後の2006年に再建された本湖月では、600年の歴史を持つ檜の一枚板で作られたカウンターが一階に設置され、この希少な素材への敬意を表しています。穴見シェフは、このカウンターを見るたびに、自然への敬愛と料理への情熱を新たにしています。

本湖月のおまかせ懐石は、季節ごとに変わる旬の食材を使用し、春には桜餅に見立てた魚介類や団子で日本の花見を表現するなど、季節感溢れる創造的なアプローチが特徴です。使用される器もまた、一つ一つが選び抜かれた美術品のような存在感を放ち、料理の味わいをさらに引き立てます。二階と三階には畳の間が設けられ、掛け軸や生け花で繊細に飾られた空間で、ゆっくりと食事を楽しむことができます。

ここ本湖月では、ただ食事をするのではなく、日本の美学を感じることができる場所です。食材、器、空間全てが調和し、訪れる人々に特別な時間を提供します。穴見シェフの料理に対する深い愛情と尊敬が感じられる料理の数々は、目にも舌にも忘れられない印象を与えます。

ぜひ、本湖月での食事を通じて、日本の伝統と革新が織りなす独特のハーモニーを体験してください。この場所でしか味わうことのできない、洗練された日本料理の粋をご堪能いただけることをお約束します。

料理、器、空間全てが特別な食の時間を演出、洗練された遊び心をお楽しみください。メニューはおまかせ懐石のみ。地下鉄御堂筋線 なんば駅 徒歩5分

542 Kaiseki｜会席・懐石 中央区 大阪市 道頓堀

Honkogetsu｜本湖月
〒542-0071 大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-11
06-6211-0201