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自身や他者の環世界を触れる手懸かりを得たい方にお勧め
コミュニケーションとはわかりあえなさをつなぐもの

未来をつくる言葉 わかりあえなさをつなぐために

未来をつくる言葉 わかりあえなさをつなぐために 1
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商品の説明
この人が関わると物事が輝く! 気鋭の情報学者がデジタル表現の未来を語る。ぬか床をロボットにしたらどうなる?人気作家の執筆をライブで共に味わう方法は?遺言を書くこの切なさは画面に現れるのか?湧き上がる気持ちやほとばしる感情をデジタルで表現する達人――その思考と実践は、分断を「翻訳」してつなぎ、多様な人が共に在る場をつくっていく。ふくよかな未来への手引となる一冊。

ドリアン助川(詩人・作家)
「知を信じ、平和の礎になろうとする人にとって必読の書です。」〔Facebook投稿より〕
ヲノサトル(作曲家・ミュージシャン)
「幼少の追憶から始まり、言葉…ゲーム…武道…哲学…芸術…プログラミング…と次々に新しい武器を手に入れながら、自らの「環世界」をアップデートしていくプロセスの記録。これは情報の森を舞台としたスリリングなRPGだ」〔@wonosatoru Twitterより〕
いとうせいこう(マルチクリエイター)
「一緒に言葉の岸辺を歩く本。」〔帯推薦文より〕
朝吹真理子(芥川賞受賞作家)
「美しい本だ。
他者との関係の結び方がたくさん書かれてある。」
〔帯推薦文より〕
「読んでいるあいだ、自分が小さかったこところのことを思い出し、ドミニクさんの娘になったような気がしていた。
未来の娘に対して、書かれているような気がする。他者との関係の結び方がたくさん書かれてある。
吃音というじぶんのなかにいる友達のことも含めて。人が生きて去ることを慈しみ、自分のいなくなった世界を祝福する。
未来にあてて書かれたような、美しい本。」
森田真生(独立研究者)
「自分でないものたちと混じり合い、
共に在ることの楽しみに満ちた一冊」
〔帯推薦文より〕
「読後、いまとても豊かな気持ちになっています。
第1章のタイトルが「混じり合う言葉」となっていますが、まるでコラージュのように
いろいろな思考がドミニクさんという場において混じり合い、発酵していき、ついに娘さんの登場によって、
(テッド・チャンの世界のように)過去と未来が交雑していく。
自分の世界が侵されていく不快感ではなく、複数の世界が縁起し合う喜びを感じながら、
まるでタイプトレースで見ているかのように、ドミニクさんという人物の「成り立ちのパターン」を知るにしたがい、
自然と読者は著者の思考過程と同期していく...。
リニアなロジックの流れではなく、書き手と読み手が気づけば相互に照らしあう関係へと導かれていく。
まさに「計算から縁起へ」ですね。それを、ドミニクさんの文体と生き方そのものが体現しているのだと感じました。
全体を読み終わった途端から、新しい思考が走り出すような本です。」
太田直樹(NewStories代表/ 総務省政策アドバイザー)
「分断を越えるというとても難しいテーマについて、 こんなあたたかなアプローチがあるのか。」
〔Facebook投稿より〕
「静かな感動に浸っている。
本書の副題である『わかりあえなさをつなぐために』、言い換えると分断を越えるというとても難しいテーマについて、こんなあたたかなアプローチがあるのか。
環世界(Unwelt):""生物の身体ごとに備わる知覚の様式に応じて、異なる世界が認識され、構成されている。
そして、他の生物と異なり言葉を使う人間には、生物学的な環世界の上に、時間と空間を抽象化して扱う言語的な環世界が重ね合わされていると言える。""(17頁)
ぼくにとっての収穫は、「環世界」という重要だと思っていたけれど、取っ付きにくいと感じていた概念について、ドミニクさんの視線を自分の中に住まわせて感じることができたこと。
すなわち、本書が自伝というスタイルを取ることによって、多言語・多文化で育ち、情報学を柱に、哲学とメディア・アートを修めた異才の人生が、自らの中にすーっと入り込んできて、感じ、考えることができた。いまは、環世界がとても身近に感じられる。この円環的な読書体験は、とても心地いい。
そして、主題の『未来をつくる言葉』は、言葉が未来をつくる、それも自然言語と(AIを駆動する)機械言語が未来をつくっていく、と受け取った。
ネットに対する失望が静かに広がる中で、正確性・効率性にすぐれたこれまでのネットのあり方はひとつの側面にすぎず、本書が提示する生命的な情報観は、ネット/サイバネティクスのデザインの革新によって、人と人、人と自然が、異なるけれども関係し合えるという新たな可能性を提示する。」
それほど遠くない未来に、ぼくらの時空の認識がアップデートされていることを妄想し、ワクワクしている。
伊藤亜紗(東京工業大学准教授)
「泣ける学術書という新ジャンル」
〔著者へのプライベートメールより〕
「これはヤバい名著だ。かなり感動してしまった…ブルブル。
まじでさいごの娘さんとの共在感覚のところ、泣きました。泣ける学術書という新ジャンル(笑)。
ドミニク・チェン代表作の一つになること間違いなしでは。」

目次
はじまりと終わりの時

第一章 混じり合う言葉
未知なる「領土」と向き合う/言葉の環世界/サピア=ウオーフ仮説
言語が身体化される時/翻訳の不可能性/漢字とアルファベットの混交
言語の意識と無意識の言語/自然言語のハイブリッド

第二章 デジタルなバグ、身体のバグ
ゲーム言語との出会い/文学としてのゲーム世界「/バグ」の幻惑
コンピュータの「デバッグ」/身体的な「バグ」との遭遇
吃音とともに培(つちか)う思考/不可視の表現

第三章 世界を作る言語
詩の環世界哲学「/正反合(せいはんごう)」と体の「守破離(しゅはり)」
パリからの「強制送還」/プトトン先生との出会い/非言語の表現世界へ

第四章 環世界を表現する
世界を標本化する/世界を編集する/描かれた手でもうひとつの手を描く
「自分だけのパターン」が顕(あらわ)れる/それぞれの環世界言語をつくる
クリエイティブ・コモンズの運動/こどもの世界の学び方

第五章 場をデザインする
場をプログラミングする/見知らぬ人々がケアを交わす場
親しみを醸成し、持続させる場「/場を作る方法」を作る/デジタルな筆跡を辿る
生命の時間を刻む/関係のプロクロニズム

第六章 関係性の哲学
人類学者としてのベイトソン/ナヴェンの祝祭に見えるもの
自然の本質へ近づくこと/関係性の言語/機械の情報と生命の情報
フィードバックが循環する/言語的なサイボーグ/生命のプロセスへ

第七章 開かれた生命
「人工知能」と「知能増幅」の歴史/使用するテクノロジーで知能が左右される「/計算」から「縁起」へ
「ありえたかもしれない生命」/「野生」のシステム
開かれた進化「/個」から「共」への軌跡/共生の論理/微生物との共生
共のリアリティに向かう

第八章 対話・共話(きょうわ)・メタローグ
メタローグの誕生/相手の視線を自分の中に住まわせる/言葉の喪失と獲得
関係性のなかの能力/関係性の環世界を描く/非生物学的関係の環世界
共話という形式/共話と対話「/私」の濃淡がゆらぐ
言葉の共有地(コモンズ)を求めて/弔いと祝いがつながる
世界そのものとの共話

第九章 「共に在る」ために
遺言の執筆プロセスを記録する/遺言に学ぶこと/祈りを遺すということ
重なり合う「最期の言葉」/無言の声に聴き入る「/共に在る」という感覚
共在と共話/果てしない共有地(コモンズ)/終わらない贈り物/未来をつくる言葉

おわりとはじまりの時

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この人が関わると、すべてが輝きだす!気鋭の情報学者がデジタル表現のこれからを語る。異なるけれどもつながることができる、あたたかなアプローチ

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